依存性薬物の特性
1999年のカナダで行われた研究では、大麻の依存症は他の薬物に比べて高くはなくタバコ、アルコール、ヘロインより弱いとされている。また、国境なき医師団の創設者として知られるフランスの医者で政治家のベルナール・クシュネルは、ピエール・ベルナール・ロック博士の監修の下、1998年に政府報告をまとめ、中毒性と神経毒性によってドラッグのクラス分けを行った。結果、最も中毒性が高く、かつ致命的なクラスとして、ヘロイン、コカイン、アルコール。中間クラスとして、ベンゾジアゼピン、ハルシノゲン(当時における幻覚剤の総称)、タバコ、大麻を最も危険性の低いクラスとした。疫学的には、1994年のECAStudyで米国北部で調査された2万人のうち4.4%が大麻を常用し、その約5分の3が大麻依存状態であるとしている。1994年に改定された精神医学の診断指針である『精神障害の診断と統計の手引き』第四版により、薬物依存症の概念は変革を迎えた。第四版における薬物依存の診断には、身体依存を必要とせず、既存の依存の考え方を改定する物である。
update:2009年09月11日
